”ずんぐりむっくり”という表現がピッタリと当てはまる
キュートな犬種、「ノーリッチテリア」。
あまり聞き慣れない犬種名だと思われる方も多いと思います。
それもそのはず、ノーリッチテリアは、JKC年間登録数が
40頭前後というくらい、珍しい犬種なのです。
あまり広くは知られていないノーリッチテリアですが、
飼い主の方々からは、そのコンパクトでキュートなスタイルと、
明るく元気な性格で、家庭犬としてたいへん愛されている犬種です。
ノーリッチテリアと同じなの??と思われがちな犬種に
「ノーフォークテリア」がいますが、
歴史を共有してきた部分もありますが、
現在はそれぞれ独立した犬種となっています。
違いといえば、ノーリッチが立ち耳、ノーフォークが垂れ耳であるという点です。
ノーリッチテリアは、作業犬の中で最も小さな犬種であり、
その小さな体からは想像できないほど、頑丈で粘り強い性格だといわれています。
少しの間ノーリッチの行動を観察していれば、そのタフさがすぐにわかるようです。
ノーリッチテリアは、日本では、あまり馴染みのない犬種ですが、
アメリカやイギリスでは、ここ数年、続々とドッグショーの
上位を獲得しているほど、ポピュラーな犬種です。
トイプードル
チワワ
ダックスフンド
ポメラニアン
ヨークシャーテリア
ノーリッチテリアは、たいへん陽気で明るく、活発な性格です
遊ぶ事が大好きで、飼い主とのスキンシップを好みます。
作業犬としての気質から、穴を掘ったり、未知の場所を探検する事が大好きです。
優秀な作業犬でしたから、訓練性があり、物覚えも良いほうです。
小害獣であるネズミ捕りを本職としていた犬種ですので、
感覚が鋭敏で、特に小動物に対しては、闘争心を燃やすところがあります。
しかし、テリア種の中では比較的マイルドな性格といわれていますので、
そういった闘争心や頑固さはさほどひどくはないようです。
喧嘩を好む事もありません。
そのような性格から、テリア初心者にもおすすめできる犬種として評判です。
また、寛容な性格で、子どもとも仲良く出来る性格ですので、
子どもの楽しい遊び相手になるでしょう。
ノーリッチテリアは、恐れを知らない性格ですので、
危険を顧みず立ち向かっていく勇敢さも持っています。
また、適度な警戒心も持っていますので、
番犬にも向いている犬種といえるでしょう。
小柄ながら頑丈で、エネルギッシュですから、
飼い主も一緒になってドッグスポーツを楽しむことが出来れば、
より一層ノーリッチテリアとの暮らしを豊かにする事ができるでしょう。
フレンチブルドッグ
コーギー
パピヨン
ミニチュアシュナウザー
マルチーズ
○被毛
ストレートでワイヤー状のオーバーコートと、
厚いアンダーコートのダブルコートです。
ワイヤー状の被毛は、体を保護するのに役立っています。
○毛色
レッド、ウィートン、ブラック&タン、又はグリズルの色調で、
白の斑は望ましくないとされています。
多犬種の混血が行われていた背景から、
実にさまざまな毛色が存在するノーリッチテリアですが、
近年は赤系統の物が多く見られます。
幼犬時には暗いトーンですが、
生後半年を過ぎたあたりから明るい色調に変化する事が多いと言われています。
○サイズ
体高:オス・メス共に25.4cm
体重:オス・メス共に5.4kg
作業用テリアとして最小のサイズですが、
体高に制限はあるものの、体長や幅には個体差が認められています。
横から見ると、ほとんど正方形に近い胴体を持っています。
○耳
耳は鋭く尖って立っています。
ここがノーフォークテリアとの明確な違いとなっています。
○尾
絶対ではありませんが、断尾の習慣があります。
断尾をする時は、手でつかめるほどの長さを残す事とされています。
*断尾については、動物愛護の観点から、疑問視する声も多く聞かれます。
実際に国によっては、断尾を禁止しているところもあります。
シーズー
パグ
ジャックラッセルテリア
ボストンテリア
ビーグル
ノーリッチテリアは、イギリス東部地方が発祥といわれています。
イギリスでは長い間、害獣の代表であるネズミを捕獲する目的で、
テリア種が大切に扱われてきました。
1880年代、ケンブリッジ大学の学生の間で、
ネズミ捕りに長けた小型のテリア種を飼う事が流行しました。
この当時人気のあったのが、在来のテリア種に、ボーダーテリア、
アイリッシュテリアなどを交配させた犬種といわれています。
これらの犬は当初、「カンタブ(ケンブリッジ大学の)・テリア」、
「トランピントン・テリア」と呼ばれていました。
20世紀始め、優秀なネズミ捕りであった、「ラグズ」と呼ばれる1頭が、
ノーフォーク州ノーリッチ市の近くにある犬舎に移されることになりました。
ラグズは、その優れた能力を継承させるべく、
種犬として数え切れないほど多くの子孫を残したといわれています。
これが、現在のノーリッチテリアの基盤となっています。
後に、この子孫の内の一頭がアメリカに渡ると、
たちまちその愛らしさから評判となります。
アメリカに渡った当初は、最初にこの犬種を紹介した人の名前にちなんで、
「ジョーンズ・テリア」と呼ばれ、キツネ狩りに参加して、
その優れた狩猟能力を発揮していたといいます。
その後、1936年に、ノーリッチテリアとしてAKCに公認されました。
ノーリッチテリアには、立ち耳タイプと垂れ耳タイプとが存在しましたが、
1979年には、垂れ耳タイプは「ノーフォークテリア」として
別犬種として認定される事となりました。
ボーダーコリー
柴犬
キャバリア
ラブラドールレトリーバー
ゴールデンレトリーバー